ポニョ


一昨日観た『崖の上のポニョ』の中で、とても印象に残るシーンがありました。

リサを探しに宗助とポニョが、ポニョの魔法で大きくなった玩具の船で出掛けるシーン。

蝋燭がなくなり、宗助が予備で貰った蝋燭をポニョに大きくしてもらおうと頼んだところ、ポニョは眠たくなり、蝋燭を大きく出来なくなって、寝てしまう。
それで宗助は困った顔もしないで、自ら海に飛び込み船の後ろからばた足で船を押して行く…



その宗助の対応に、尊敬と憧れの念を抱き、感動したのです。

自分なら、どう対応するかと想像してみました。

間違いなくない、自分はポニョに対して、怒りや苛立ちを抱くことでしょう。

それから、船が動かなくなり、自分が海に入りばた足で進めるという選択肢が浮かぶまで時間を要するだろうし、その選択肢を思い付いても、躊躇することでしょう。



宗助は違った。

ポニョに頼るということはなく(元々そういう発想が無いように思えた)、訪れた危機的状況を瞬時に受け入れ、目的を遂行するための行動を当り前の様に発想し、その瞬間に動く。
そこには何かしらの負の感情も抱かず、何かに依ることもなく、ただ純粋に動いて行く。


それを傍から見たら、優しいとか思いやりがあるとか見えるかもしれないが、本人はそんな意識はない。

本人が捻くれているわけでもなく、ただ自分の置かれた状況で、その運命を純粋に受け入れ、迎入れ、ベストの行動に身体をゆだねて行く。
自立した人間が出来ることだ。


そんな行動がとれる様になれたらいいと思う。


ビバ宗助!


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プロフィール

Yasuchika

Author:Yasuchika
YASUCHIKA
舞踊家・俳優(+生躰研究家)


1999年より俳優を始め、2003年より踊り始め、2004年より、死んだら消える文化的かつ野性の身体観、生命観を学び始め、そのチカラを基とし、また蘇生させることを伴いつつ芸術表現へと転化させている。
2009年パフォーマンスグループKIUNJI(キウンジ)を立ち上げる。(2014 年より芸術企画として活動)
また2013 年より生躰研究家として「生きてるってどういうこと?」(=生因)や響命する身体を軸とし、身の持つ自然のチカラを活性させるワークショップや稽古会を行っている。
2017年9月舞踊家としての生前葬をソロ公演で行い、YASUCHIKAと改名し新たなスタートを切る。
また生躰研究家 金野泰史として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、舞踊家・俳優 YASUCHIKA、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


生躰研究家 金野泰史 稽古会 WorkShop(or lesson )案内はこちら


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