ジブリ

昨日ポニョをテレビで観ました。

何日か前から、ポニョがテレビでやるとCMがやっていたせいでしょうか? 僕も何日か前から様々なジブリ作品を思い起こしていました。


そして、ラスト3,40分前位から崖の上のポニョを観たのですが、以前観た時には気付かなかったり、忘れていた細部が見えてきました。


その気付きの中でも、ジブリに共通するものを、ポニョを観て確信しました。

ちょっと言葉にするのは難しいのですが、「今を動いている」ということです。
今を生きていると言ってもよいのですが、やはり宮崎作品の素晴らしい魅力のひとつは「動き」ですから、「今(今を)動く」と言った方がよいかと。


では「今(今を)動く」とはどういうことか。

主役達は特にそうなのですが、登場人物たちは、ほとんどが、思ったと同時に、または思った瞬間に動き出している。
それは直感であったり、また思いを差置いて身体が先に動いてしまっていたり。

起きた動機を、頭の回路で処理して経験と照らし合わせて判断してから動くかどうかを決断と言う作業がない。 もしくはすこぶる速い。
いや、多分思考すると同時に、または先に身体が動いている。 考えるのは後だ。
(認識ってのは一歩遅れるもの)


それで、それが出来るには、条件がある。
一つは、「集注力」
これは凄いです。
よくジブリで、主人公が強い意志で移動している時、あり得ない危険な状況をガンガン進んでいますが、その時の主人公達の集注力は感情に左右されたり、感情に負ける、支配されることのないlevelに達している。

もう一つは、その集注力を妨げない程の「身体」を持っている。
身体の能力が存分に発揮されて、滞ることがない。 まあ、アニメの世界なので、成り立っているシーンが殆どですが(笑)


この状態に近いリアル世界は、火事場のくそ力がもっとも近い状態になるかと思います。

火事場のくそ力の様々なエピソードはあるかと思いますが、
(例えば、戦時中に車椅子のお婆ちゃんが空襲が来た際、決して男1人で持ち上がらないお婆ちゃんのタンスを1人で持ち上げてタンスと共に非難したとか…)
ジブリの主人公達は、常にそんな状態に近い存在の仕方をしていると思うのです。


それをリアルな世界にそのまま反映させることは勿論難しいのですが、火事場のくそ力が出せるポテンシャルがあるので、やろうとすれば出来るわけですが、なかなか難しいので、まずは自分が思ったことを直ぐに実行する力、直感的に思い付いたことを直ぐにやるという行動力の話になるかと思います。


なかなかこれも難しい。

でも、ちょっとしたことからでも実行して行けば、少しづつ慣れて行くと思います。
例えば、今歯を磨きたいとか、今洗濯物を取り込むとか…日常は選択の連続なわけですから、意識すれば実践は可能です。

そして、今(今を)動くようにすれば身体も育ちます。

「今(今を)動く」ということは、ちょっと飛躍しますが、自らの運命を十全に生きることだと思うのです。
そうすれば、人生を溌剌と生きて行けます。

これは間違いないです。
そして、今を捉える才能は誰にでもあるのです。



因みに、これは僕の今年のテーマなのであります。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Yasuchika Konno

Author:Yasuchika Konno
金野泰史
舞踊家/俳優/生躰研究家


1999年俳優を始め、2003年から舞踊(舞踏)・俳優・パフォーマンスアーティストとして活動を開始。音楽家、美術家、写真家など他ジャンルのアーティストとのコレボレーションも多々行う。
底辺から頂点に自身が日々稽古して探求する中で捉えた身体観、身体感覚を通しての表現を追求している。
2009年パフォーマンスグループ【KIUNJI】(キウンジ)を立ち上げる。現在は芸術企画【KIUNJI】としている。
また生躰研究家として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、金野泰史、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


公式サイトはこちら



金野泰史 稽古会 WorkShop(or lesson )案内はこちら


最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード