睦月二日三日目に手仕事の体験、茜染めと、味噌作りは生命に触れる行為そのものだった。




睦月二日と三日(グレゴリオ暦2/20、2/21)に冨田貴文氏の「旧暦新年年明け茜染めWS」と次の日の「旧暦年越し炊き立て塩の味噌作りWS」に参加させてもらった。

共にとても素晴らしい体験だった。

で、このblogにおいてまず、書いておきたいことは、
「何事も体験、経験してみないと分からない」
というしごく当たり前のこと。

やったことでしか得られないものがあるということ。
この極々当たり前のことを
実践できるかどうか大きな違いだ。
実践できるかどうか大きな違いだ。



未知、未経験、未体験…未、未、未未未未未
まだまだ沢山あるんだと思うと、ワクワクしてしまう。

世界をやりつくすことなんて出来ない。
この短い一生に、あとどれだけやれることがあるのだろうか?
知らないことが山ほどある。
既にそれは幸福だ。
既に満たされている。
世界はあらゆる恵みで溢れかえっている。
という想いに繋げてくれた体験。
ありがとうございました!



茜染めは、染ということをやったことのある人には、それが科学染料でも、面白みも知っているだろうし、難しさも知っていると思う。
これは本当一回じゃ分からない難しさと、感覚の微妙で美妙なひだが必要だと感じさせられる。
この度は四度染を繰り返し色を定着させていった。
何度も染めていくうちに移り変わるその微妙な色彩は、日本文化が持っていた多彩な色彩のその訳を納得させてくれた。
赤一色にしても、何十何百と種類があった日本の色彩。
その浸透性の色彩感覚。
その微妙の美妙な感覚世界の片鱗を感じさせてもらえたと思う。

茜という染料のこと、布のこと、染めの技、その色彩等々、どれ一つとっても、何十年、何百年と続けていけるゴールなき職人世界への門が見えて来る。

今回は自前の綿素材と思われる古着屋で買ったmaidinCHINAのシャツを染めたのだが、出来上がりは、私の理想とするものからは遠い(笑)
でも、その遠さを計れる一回目の初体験。
それでも、出来たものは素晴らしく、手間隙かけたそのシャツへの愛着は滲み出てくる。

茜も根で自然物、シャツの綿も素は自然物。
自然物なければ、何も始まらないこの事実、真実。
自然物あるからこそ、存在することが出来るこの事物、シャツ。

人は0からは何も作り出せない、
既にあるものに手を入れることが出来る、その謙虚さ、嗜みもて
行為もって、同化しうることが可能なる感覚
すばらしい感覚 人らしい覚醒


そいで味噌。
これは誠に生命との対話、触れ合い。
手を入れれば入れるだけ変化していく菌の世界。
これほどまでにありありとその変化をかんじさせてくれるとは驚きの連続。
どれもこれも洗練され厳選された素材たちの饗宴
味噌という舞台で繰り広げられるストーリー
あるべき方向へと導かれ自ずからなるその通り
呟く菌の音楽は
今もなお眠ることなく我が家で繰り広げられている

糀菌は日本の土壌にしか居ないらしい。
って知ってた? いや~知らなかった。
この国でしか生まれないのだよ。味噌!身素!身の素!
精神論よりも味噌創って喰ったほうが日本魂蘇るわな。
市販の味噌じゃ味わえない生きた菌たちが内臓の記憶を呼び起こす。
二重螺旋の生命の絵巻物。
菌は薄まった文字を色濃くなぞる
こりゃ本当凄い!

で、本当に手を入れた人によってその菌たちの奏でる音楽が変わるんだな。
如実に分かるわけ。
この感覚。饗命感覚。
まあ本当面白い。

機会を見つけて是非どうぞ~! 

因みに味噌作りに失敗はない。
素材がそろって、手順踏んで、こねりゃ出来る。
あとは菌たちがやってくれる。
正解も不正解も、成功も失敗も、善しも悪きもない。
理論じゃ破綻しかねるこの概念も
目の前で、手の中で、やすやすと当たり前に菌たちは証明してくれる。

ああ~本当良かった! 





 







味噌の素材のリンクを貼っておこう。


材料紹介
大豆 小糸在来種(千葉)
http://www.toziba.net/daizu_revo/hatake/2012/6012/

麹  原点回帰米(新潟)を井上糀店にて麹付け
http://www.yokosawa-jau.com/
http://www.komemiso.com/

塩  百姓の塩(山口)、自家製塩
http://hyakusho-an.com/



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プロフィール

Yasuchika

Author:Yasuchika
YASUCHIKA
舞踊家・俳優(+生躰研究家)


1999年より俳優を始め、2003年より踊り始め、2004年より、死んだら消える文化的かつ野性の身体観、生命観を学び始め、そのチカラを基とし、また蘇生させることを伴いつつ芸術表現へと転化させている。
2009年パフォーマンスグループKIUNJI(キウンジ)を立ち上げる。(2014 年より芸術企画として活動)
また2013 年より生躰研究家として「生きてるってどういうこと?」(=生因)や響命する身体を軸とし、身の持つ自然のチカラを活性させるワークショップや稽古会を行っている。
2017年9月舞踊家としての生前葬をソロ公演で行い、YASUCHIKAと改名し新たなスタートを切る。
また生躰研究家 金野泰史として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、舞踊家・俳優 YASUCHIKA、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


生躰研究家 金野泰史 稽古会 WorkShop(or lesson )案内はこちら


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