父性と母性





「父性と母性の違いってなんだとおもう?」





という設問を正月に親友より投げかけられましてね。ずっとなんだか頭に引っかかっているわけなんです。

あなたのふと思いつく回答はなんですか? 

これって、その人の家庭環境もさることながら、今の生き方、今の在り方、これからどうありたいか? 等々いろいろ見えてくるものだなって思うわけなんです。

私はいかんせん、まだ親という者になっていないので、親の人からしたらまた色々違うんでしょうね。

因みに私にこの設問を投げかけた男は親であります。 

ちょいと気が向いたら、どんな回答が思い浮かぶか教えてください。

設問の形態もちと変えてもいいかもしれません。

「あなたにとっての父性とは? 母性とは?」でもいいかと思います。 

私になげかけた男の回答と、また別の芸事仲間の回答、また私の回答も下記に記したいと思います。

それらを見る前に、これを読んでしまった方は、参加していただければ幸いです(笑)

むろんこれには正解はないです。 だから「答え」とはせずに、「回答」という言葉を選ばせてもらったわけなんですけど。

この設問を、会話ではなく、活字にすることによる受け取り方の違いも出るな~とか思いつつ・・・


ではでは。









まず、この設問を投げかけた男、我が親友(ツレ)の回答を


「父性は 人生の道しるべ 母性は(その道を)歩く原動力だと思う」


私からっすると、この男らしい回答であるわけでして、小学生からの付き合いある男なので、この男の文脈も知っている故に、私個人としてはいろいろと想像するのですが、近年のこの男の人生観、道徳観、倫理観、生き様というのは、現代に欠けているものを、多分に含んでおりまして、そんな彼が書いているブログにも、このネタが書いてあるので、よかったら読んでみてください。

ひむろぐ
過去記事も必見のネタありますよ~!




では、次に私の芸事?仲間の回答です。 これは一本とられた!って感じで、是非紹介したいと思いまして。


「父性は せなか 母性は おなか」 


いや~これはやられた!って感じがしましたね。 抽象度高くて、はてな?な感じも方もいるかと思うのですが、
身体表現やら生躰研究家やらやっている私からするといろいろ繋がって来て、シンプルで象徴的で身体的なところへ落とし込んでいることがにくいですな(笑)

この回答からいろいろあ~だこ~だ言いたくなるのですが、やめておきます。
説明するのは野暮ってことで(笑)

この回答した男も踊りのようなことをしていて、一児の父でもあるわけなんですけどね。
いや~いいこと言ったわ! 



しかし、一応「せなか」と「おなか」という風に、平仮名にしておりますが、口語を活字化するっていうのは、難しいですな~。 口承の伝統をなくしてしまった日本の中で、口承、口伝を文字化することに取り組んだ中上健次はやっぱり凄いな~とか思いつつ、次へと行きましょう。



さて、私の回答です。 

この設問を投げかけられたときに、ほぼ思いつきで出した回答は


「父性は 創造で、母性は 愛」 


と、まあこう答えたわけなんです。
「父性が創造」っていうのはいいとしても、「母性は愛」っていうのがいただけない感じがしておりまして、
それって何かって言うと、「愛」って言葉が、どうもしっくり来ないし、なんか自分の中では、この時に出した「愛」って言葉が、使い古された、無難なニュアンスだったわけなんです。

「愛」でもいいと思うんですけど、私の中の問題であるわけなんですが、「愛」っていう言葉自体が概念化すること自体が、どうもうさんくさくてたまらないし、「愛」という言葉について、このブログでもかなり前に書いたことがあると思うんですが(たぶん)、根本的に信じていない(笑)
いや、なんだかんだで、いろいろ別件で物事を考えていて、「愛」というものでしか収拾つかなくなって、「愛」でしょ!みたいなことは多々あるんですが、私の中では常にそれは「愛のようなもの」もしくは「愛と呼ばれているようなもの」ってことなんですが、これについてばかり書いていると長いので、やめよ~。


で、この設問をいろいろこねくりまわして考えるのが好きな私は考えていたわけなんです。

その中で出てきた答えはいろいろあります。
例えば

父性:母性

競争:共存 支配:包容 虚存:実存 消耗:生産 三角:丸 臭:匂 ・・・なんか他にもあったけど忘れた。

と、まあいろいろ出てきたりするわけなんですけど、基本どうしても父性はよくないイメージ(笑)でして、それって何かって言うと、この現代の社会を構築してきたのは男性原理、父性社会なんだよな~とか思っているわけで、これからは女性、母性の時代が来ると思っているわけなんです。
そんなこんなで、考えていると、父性と母性ということでなくて、男性、女性という要素の方が強くなって来たりもするわけなんですが、そんなこんなで今のところ行き着いた落としどころは


「父性は 死であり、母性は 生である」って感じなわけなんです。 


これをもうちょっと父性:母性という対比に落とし込むと



「父性は 死を背負い 母性は 生を抱える」 


ということで落ち着いております。(ちょっと背中とお腹からのイメージを足しましたが笑)

てな感じで、これはここで終わりたいと思います。 


父性と母性・・・いいテーマというか、これからの時代、男性の中にも母性をもつことが必要となる時代だと強く感じておる次第です。



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プロフィール

Yasuchika Konno

Author:Yasuchika Konno
金野泰史
舞踊家/俳優/生躰研究家


1999年俳優を始め、2003年から舞踊(舞踏)・俳優・パフォーマンスアーティストとして活動を開始。音楽家、美術家、写真家など他ジャンルのアーティストとのコレボレーションも多々行う。
底辺から頂点に自身が日々稽古して探求する中で捉えた身体観、身体感覚を通しての表現を追求している。
2009年パフォーマンスグループ【KIUNJI】(キウンジ)を立ち上げる。現在は芸術企画【KIUNJI】としている。
また生躰研究家として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、金野泰史、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


公式サイトはこちら



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