日本人の文化喪失を如実に感じて思う現在の日本の在り様



と、まあタイトルの仰々しさもさることながら、こんな内容のことは今までも書いてきていることではあるのですが・・・

とにもかくにも、舞踊家なんぞをやっておりますと、踊りを観に行く機会というものが、多々ありまして、そんな中で、日本のダンサーと海外のダンサーがそれぞれやっている企画を観ることがあるわけなんですが、主に東洋のダンサーなんかだと分かりやすいのですが、東洋のダンサーの伝統舞踊を訓練してきた身体というのは、それだけで説得力があるわけなんです。 それと日本のダンサーを比べると、個性云々を抜いてみると、全くもって文化的身体の説得力というものが欠落しとるわけなんです。 

この差って、本当にデカイ。 そして取戻しがきかないわけなんです。

取戻しがきかないから、今更あーだこーだ言ってもしょうがないのですが、とにかく残念でしかたがない。

こういう状況を目の当たりにすると、文化というものが、大陸のせめぎ合いにおいて、とても重要視されていた訳が分かってくる。
ある意味その国のチカラというものが文化に反映されると感じるわけです。
それは、現在における国家の経済力とか軍事力とかそういうことではなくて、国家というものを、一応近い文化圏に生息する民の集まりの枠組みだとするならば、その民の文化度というものが国家という全体の求心力として働くチカラであって、そのチカラを無くさせない限り、その国を根本から占領することなど出来ないし、そのチカラが残っていれば反逆分子として生き続けるわけです。
文化の本質は無形の身体観と位置づけている私からしたら、その身体観を奪わない限り、根本的な侵略は不可能ということ。

因みに文化とは、根本的なところをかんがみると、習慣でも風習でも考え方でも作法でも礼儀でもないのですよ。 それらはすべて形の世界であって、形骸化してしまえば、無きに等しいものです。
とは言え、それらがあれば、文化とはどういう感覚世界のものだったかを辿る重要なヒントとなりえます。
それの最終的なものが言語だったりするわけですが、それも今私がこうやってパソコンで、ボタンぽちぽちしとるようじゃあ形骸化の最たるものだったりするわけなんですが・・・つーか既に私が使用している言語が日本語のようなものと化していると感じはするのですがね・・・

因みに大陸の方々は、占領、侵略されようが、言語だけは、占領国に禁止されようとも、絶やさずに言い伝えていってきたという話も聴いたことがあるのですが、やはり大陸続きで、国家間のせめぎ合いが強いと、何が大切かっていうことを、身をもってしっているのでしょうな~。

そんなこんなで、西洋の方が江戸時代もしくはそれ以前に日本に訪れたときの日本への印象などの話を聴きますと、そうとうな文化レベルの高さに驚きと慄きを感じていたのだと今改めて思う次第です。
そんな凄い文化を有する日本ちゅー国は、西洋諸国においてさぞかし脅威と感じたんでしょうか? 
だから明治維新をやり、戦後GHQの政策で、まんまと日本骨抜き政策は大成功を収めたって感じですかね。

コツを失ったわけですな。 我々は・・・

でもかつてのポテンシャル半端なかった極東の民は、戦後の高度成長期をやってのけられたが故に、やっぱり恐れられているのでしょうか? 

それともまだ我々が知らない程の何か(ここではそれを文化としますが)があるから、かようにやられ放題しているのか? それとももう骨抜きだから、実験され放題って感じであつかわれているのでしょうか? 

とにもかくにも、私は今後も文化的身体とは何ぞや?はたまた愚者からの脱却、闇の中の一条の光を求めて、自らの足で、歩んでいこうと思う次第であります。


 
唯一、文化を失ったが故の利点?(言葉が出てこない)として言える事は、文化が何であるかってことが分かろうとすれば、分かるってこと。

文化の文脈を受け継いでいるものは、文化って何か?ってことは根本的に分からないですからね。
失わないと分からないものってあるじゃないですか。 
それと同じです。
失ってからじゃ遅いってことも然別…



そんなこんなで、
生かしていただいてありがとうございます<(__)>




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プロフィール

Yasuchika Konno

Author:Yasuchika Konno
金野泰史
舞踊家/俳優/生躰研究家


1999年俳優を始め、2003年から舞踊(舞踏)・俳優・パフォーマンスアーティストとして活動を開始。音楽家、美術家、写真家など他ジャンルのアーティストとのコレボレーションも多々行う。
底辺から頂点に自身が日々稽古して探求する中で捉えた身体観、身体感覚を通しての表現を追求している。
2009年パフォーマンスグループ【KIUNJI】(キウンジ)を立ち上げる。現在は芸術企画【KIUNJI】としている。
また生躰研究家として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、金野泰史、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


公式サイトはこちら



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