誕生日 

ロケ山


随分と時間は経ってしまったけど。

自分の誕生日にとても素敵なプレゼントをもらった。


写真家の大洞博靖さんに、わざわざ僕のよく行く山へ付いてきてもらってのロケ撮影。

そしてそれを企画してくれた恵美子。 

本当有難うございました。



誕生日ってものがある事が、とってもいいことだと思えた一日だった。







「ミュータント・メッセージ」の真実の人族は誕生日は祝わない。

彼らが祝うのは、その人なりのユニークさと人生に対する貢献度をその人自身が確信できた時、また自身が向上したと確信できた時、パーティーを開こうとその人自身が仲間に呼びかけ祝いがはじまるのだそうだ。

それは年齢も誕生日も関係ない。

彼らは、時間が過ぎていく目的を、人がより向上して賢くなり、自身が存在する意味をもっとよく表現できるようになるためだと信じている。

僕の心の師匠は言う「人間が生きることとは、不可能を可能にしていくことだ」と

僕の中ではこのこの言葉と、真実の人族の「祝い」がリンクする。

誕生日というのは、生命活動が継続していれば、一年に一度、自ずとやってくるものだ。

もちろんその人がその日に生まれたということに対して、改めて喜びを示すにはとてもいいキッカケを与えてくれるものだろう、しかしその人自身、一年の時を経て、真実の人族のような、自身の向上を、人生への貢献度を感じることが出来るのが、その日とは限らない。

ならば、その自身の成長を感じ、それを確信した日にも、最高の祝いをしても良いのではないだろうか? 

新しくその人が次の次元へ赴くその時に、祝いをする。
それはまるで、その人がまた新たに生まれ変わるような日となるであろうから、誕生日とも言える。

そんな誕生日を僕も迎えられるよう、向上したいと思う。

それから、この真実の人族の祝いで注目したいpointがある。

それは、祝いを呼びかけるのが「その人自身」ということだ。

本のなかでは、貢献、向上を「…確信できるのは本人だけ…」とあるが、僕は少し違うような気がする。

真実の人族は、言語に頼らなくてもコミュニケーションがとれる。
それはテレパシーと呼ばれるようなものかもしれないが、とにかく皆に想いが伝わるわけだ。
それが出来るようになるためには「嘘をつかない」ことが必修条件なのだが、それはとりあえず置いておいて・・・
その理由として僕が思うには、きっと人間の感応能力がとても洗練されており、不断無き世界との連続性、人間同士の(またあらゆる生命との)共鳴性をとても感覚しているからだとおもう。
彼らは固定された名を持たない。
それぞれの能力、役割に対して名前を与えていく。 
それは現代社会において、とても尊重される自己というものが、ある種希薄であると言える。

生まれてから死ぬまで、我々は一つの名で一生を終える。 もちろん役割において、代名詞は様々あるが、基本は己の名は最後までつきまとうわけだ。 (まあ芸名とかもあるけど…)
それも悪くないと思うが、自己というものにどうしても囚われがちになってしまう面もある。
自己の形成というは、生命の共鳴性、連続性(拡散)に対して、遮断、断絶性(集中)なのだが、それが強すぎると、共鳴性を感受しにくくしてしまうわけだ。
その分、名前という呪縛から解放されている真実の人族は、言語に頼らずして、互の想いを共有できるというわけだ。
だから、多分祝いを呼びかける本人以外の人たちも、そのことを確信しているんだろうと僕は思う。

そしてそれはとても素晴らしいことだと断言しよう。 

だから僕らはそろそろ真剣に、真実の人族の生き方を学ぶ時に来ているのだと思う。

因みに自己を強固にするシステムの代表が資本主義だろう。






因みに、写真ではあまり伝わらないかと思うから、言っておくけど、結構あの木に乗っているだけでもバランス取るのが大変だったんだけどね〜(笑) 

何だか、何でもなく動いているように見えるけど、結構大変だったんだ〜。

でも、いい稽古になるよ。 いつも平らなところでしか動かないと、麻痺していく感覚がいっぱいあるって気づかされるし、何より自然の中は、それ自体がいい師匠となるね。
 

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素敵な写真。
プロフィール

Yasuchika Konno

Author:Yasuchika Konno
金野泰史
舞踊家/俳優/生躰研究家


1999年俳優を始め、2003年から舞踊(舞踏)・俳優・パフォーマンスアーティストとして活動を開始。音楽家、美術家、写真家など他ジャンルのアーティストとのコレボレーションも多々行う。
底辺から頂点に自身が日々稽古して探求する中で捉えた身体観、身体感覚を通しての表現を追求している。
2009年パフォーマンスグループ【KIUNJI】(キウンジ)を立ち上げる。現在は芸術企画【KIUNJI】としている。
また生躰研究家として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、金野泰史、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


公式サイトはこちら



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