演出について



ぱれコレというイベントの演出をやったわけだが、演出とは改めて何なのだろうかと考えている。
そこで、自分がやっていたことを思い起こしてみる。

で、自分に問うてみると、俺がやっていたことは、要は「方向づけ」だけだ。
あとは、出演者,スタッフにゆだね、最終的な決断、もしくは方向性を指示し支持するだけだ。
その根本的な方向性を提示するのは俺であるわけだが、「よりよくする」という俺なりの方向性で、それは皆よりも先取りしていないと方向性は出せない。
とは言っても、すべてが俺の意志、想像通りにことを運ばせるということではない。
如何に皆のより良さを引き出すための方向を示し、試してもらうことを繰り返し、そこから新たに出てきた方向性が、よりよいものであればそれを支持していく。

舞台というものを一つの生き物として捉えるとわかりやすいかもしれない。
その生き物が生き生きと動き回ってくれればいいわけで、(それを良しとしての考え方だが)生き生きと動き回るためには、上手いこと細胞分裂をして、ひとつの生命体として成り立つようにしていき、あとはその生命体の必要な器官を成長させ、循環を良くすればよいわけだ。 
とは言っても、それはその生き物自体がもともと持っている方向性なので、それを促すようにするだけなのだが。

後は、その生き物自身が持っている力をどこまで引き出せるかということだけだ。
それは出演者、ならびにスタッフの個と、舞台に結晶化させる全を共に行うことによっての相互作用となる。

と考えてみると難しいもんだ。 これは根本的な演出のところであって、まだまだ大切なものもある。

ということで、まだまだ演出も修行しないとと思う次第。











舞台というものはひとつの生き物である。

DNAを持つ生き物だ。

生きるということが

不可能を可能にしていく過程ならば

演出はその方向性を示すだけでよい





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プロフィール

Yasuchika Konno

Author:Yasuchika Konno
金野泰史
舞踊家/俳優/生躰研究家


1999年俳優を始め、2003年から舞踊(舞踏)・俳優・パフォーマンスアーティストとして活動を開始。音楽家、美術家、写真家など他ジャンルのアーティストとのコレボレーションも多々行う。
底辺から頂点に自身が日々稽古して探求する中で捉えた身体観、身体感覚を通しての表現を追求している。
2009年パフォーマンスグループ【KIUNJI】(キウンジ)を立ち上げる。現在は芸術企画【KIUNJI】としている。
また生躰研究家として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、金野泰史、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


公式サイトはこちら



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