デモ



11月5日TPP反対デモに参加する。



有楽町で行われた国会議員による街頭演説は逃したが、その後の日比谷公園から始まるデモに参加出来た。


何人くらい集まっていたかは分からないが、50人6連隊編成だったから、大体2500人以上くらいはいたのではないかと思われる。

デモに参加するのは初めてだ。
勝手分からず、適当に案内に従い人の波に乗る。
そしたら連隊の先頭になってしまって初心者の私には荷が重い気もしたが、それも運命と気合いを入れる。

コースは日比谷公園をでて、国会議事堂前を抜けるまで各省庁を通り、最後は衆参両院会館前で反対派の議員が整列しているところでシュプレヒコールをあげつつ、永田町の駅を少し過ぎた辺りで、熱い議員の声明の中終わった。


シュプレヒコールをあげる中、殆ど人通りなく、途中原発反対の女性座り込みキャンプを通り過ぎ、一般人に訴えることが出来たのは通り掛かる一般車両の人々位だった。

その中で、まだTPPって何?といった反応の人も多かったのは、印象的であった。


デモ解散後、渋谷に寄り買物をしつつ、いつもと変わらない人々がごった返した渋谷の風景は、デモを非現実的な夢であったかのように私を埋もれさせていった。

確か10月末に渋谷辺りでTPP反対デモはあったはずだ。
若者たちは、いつもどおり刺激と欲望を満たしに渋谷の渦に巻かれ、日本の未来のことなど、気にも止めずに、束の間の甘い汁を求めてさ迷っているかのように見えた。

「お前らの未来なんだぞ!知らなかったでは済まされない。借り物の民主主義でも、黙認は賛成と見なされるんだ!…」

私の内なる想いの苛立ちは無論届くことも、声になることもなく、深いため息と共に、雑踏の中に沈んでいった。


10日には野田首相の記者会見があるという。
その前に亀井静香氏との会談。それが最後の切り札だ。

まだ推進派、慎重派なる言葉がマスコミにあげられている。

推進も慎重もない! 反対あるのみ。
断固反対!!






デモに参加していて、違和感を感じた事がある。 

それは「戦う」というフレーズだ。
使う意味も、勢いも、思いもわかるが、私はちょっと違った。

私はあくまで「抵抗」しに行ったのだ。 
TPPというウィルスにこの国がやられ始めていて、それに対する抵抗力として、デモに参加した。 
病気と同じだ。
そしてこの病気は、感染したらもう打つ手はないし、経過できる類のものではなく、何世代にもわたって命を苦しめる可能性があるものだ。 
それに対する抵抗力。 

「戦う」とは対象が必要だ。 その対象をアメリカや日本の政治家、省庁へぶつける人も何人かいた。 
その気持ちは痛いほどわかる。 
けど、その怒りや憎しみをぶつけてしまっては、また悪循環の一つを作ってしまうのではないかと思う。

非暴力を貫いたガンジーに学ぶ必要が今こそあるのではないかと思う。





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プロフィール

Yasuchika

Author:Yasuchika
YASUCHIKA
舞踊家・俳優(+生躰研究家)


1999年より俳優を始め、2003年より踊り始め、2004年より、死んだら消える文化的かつ野性の身体観、生命観を学び始め、そのチカラを基とし、また蘇生させることを伴いつつ芸術表現へと転化させている。
2009年パフォーマンスグループKIUNJI(キウンジ)を立ち上げる。(2014 年より芸術企画として活動)
また2013 年より生躰研究家として「生きてるってどういうこと?」(=生因)や響命する身体を軸とし、身の持つ自然のチカラを活性させるワークショップや稽古会を行っている。
2017年9月舞踊家としての生前葬をソロ公演で行い、YASUCHIKAと改名し新たなスタートを切る。
また生躰研究家 金野泰史として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、舞踊家・俳優 YASUCHIKA、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


生躰研究家 金野泰史 稽古会 WorkShop(or lesson )案内はこちら


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