少女の質問







「どうしてお空の星はあんなにいっぱい浮いているのに
地球のものはひっついているの?」




と女の子は質問しました。





僕も不思議に思うよ。



もしかしたら、浮いているのかも知れないし、浮いてない振りをしているのかもしれない。
ただ浮いてないと思い込んでいるだけなのかもしれない。



そりゃあ身体が重く感じて、うんざりする機会は子供の頃より多くはなったね。

重力って世界も知っているし。


でもワクワクすると身体は軽くなるよ。
不思議なんだけど、自然だよね。


それから小学生の時に、キッカケは忘れたけど速く走れなくなったんだ。

走っていると身体が浮いて来ちゃってね、飛べるんじゃないかって思ったこともあるよ。

それを物理的に考えたら、ホームが良くなかったと言えるけど、それだって物理的見地からだけの話だよね。





「万有引力とはひき合う孤独の力である」と言ったのは私の敬愛する詩人だけど、その感覚は悪くないよ。


この丸い地球にいて、友達や仕事仲間、恋人、家族と出会えたのも、地面にひっついている御陰だと思うからね。

その縁を煩わしく思うのも有り難く感じるのも、感受性しだいだけど…



それから魂は軽るくて、直ぐにどっかに行っちゃいそうな気がするから地球がひっつかせてくれているのかもね。


むしろ魂がひっつきに来ているような気もするよ。

だって人は寂しがり屋さんでしょ?

でも大切な人に会いたいからっていう想いの方が強いせいだって言うこともできるよ。



こんな話もあったよ。 人が死んでしまうと、何グラムか軽くなるんだって。 それを命の重さなんていうけど、もしかしたら、魂の浮力でちょっと人が浮いちゃっていただけかもしれないよね。




それから、みんな地球が好きなんだよ、きっと。
だってでっかいお母さんみたいだからね、地球は。
だから「おかあさ~ん」っていって寄って来てるのかもね。



そりゃあたまには怒ったりもするけど、僕らがどれだけ傷つけても黙って見守ってくれるよね。


地球は母性の塊だね。 


それにつられてやってくる僕らは精子みたいなものかも(笑) 


それで、僕らはまだ一度も受精できてないような気がするよ。  


受精卵は出来たことはあるかもしれないし、着床までいった人もいるかもしれない、 でも残念なことだけど流産しちゃっているのかもね。


もしくは、僕らは地球の子で、だれも大人になってない、永遠の赤ちゃんだ! 


そんな気もするよ。 



そう、お母さんに「ありがとう」と言えているかい? 


大人になるってことが、どれだけ「ありがとう」を感じ、「ありがとう」と言えるか?ってことだったら、やっぱり僕らはまだまだ赤ちゃんだね。 




だけど随分僕らは増え過ぎたから、お母さんもしんどくなってるかもね。 


そろそろ僕らも、自身の中の母性を見つけて育まないといけないような気がするよ。




「万有引力とはひき合う孤独の力だ」 



地球も「ひとり」 僕らも「ひとり」 



バランスが大切だからね。 



僕らも地球を引き寄せないとね。  母性でもってさ。 



そろそろ・・・








 




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プロフィール

Yasuchika

Author:Yasuchika
YASUCHIKA
舞踊家・俳優(+生躰研究家)


1999年より俳優を始め、2003年より踊り始め、2004年より、死んだら消える文化的かつ野性の身体観、生命観を学び始め、そのチカラを基とし、また蘇生させることを伴いつつ芸術表現へと転化させている。
2009年パフォーマンスグループKIUNJI(キウンジ)を立ち上げる。(2014 年より芸術企画として活動)
また2013 年より生躰研究家として「生きてるってどういうこと?」(=生因)や響命する身体を軸とし、身の持つ自然のチカラを活性させるワークショップや稽古会を行っている。
2017年9月舞踊家としての生前葬をソロ公演で行い、YASUCHIKAと改名し新たなスタートを切る。
また生躰研究家 金野泰史として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、舞踊家・俳優 YASUCHIKA、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


生躰研究家 金野泰史 稽古会 WorkShop(or lesson )案内はこちら


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