ちょいと 2





「白々あけて来る生きていた」



       尾崎放哉



何ともいい句です。



今朝方 私も 白々と明ける朝を迎えておりました。

私はこの朝もやの色を何と表現したらよいかと思いを巡らしておりました。


Blue…限り無く透明に近いブルー(懐かしい)

白々…

これ以外の表現を探してはみたもののなかなかみつからず またほんの1時間ほどの眠りにつきました。


しかし再度の目覚めは、この句に叱られてしまいそうな思いとともに起きてしまいました。


「あ~もう朝が来てしまった」と…


何とも情けない。

生きてることが当り前で、有り難さの欠片も無く、次の行動に対しての不満の気持ちが先行していて、今が無い…


まあ人間ですから と言ってしまえばそれまでだけど、朝の出だしをしくじれば、既に波に乗り遅れた一日
身体も気怠く、気も重い…


いや~やっぱり自然と目覚めた時に起きるべきでした。


自然に起きた時から動き出せば、身体も気分も軽いのを知っているのに、まったく困ったものです。


こんな些細な出来ごとも、こうして文字化することで、私の中で重要度が増し、それはまた健やかに生きることへの重要な要素として私に経験させてもらえる出来ごととして、記憶して行くのでした。



それを最後まで読んで頂いた方 お付き合い有り難うございました! (微笑)

因みにこの句の背景を少し。


放哉は小豆島の寂しい庵の中で独りぼっちで肺結核のため死に至った。

その人生最後の8ヶ月間に書かれた句の一つなのです。

放哉の深い孤独世界から発せられた言葉なのでした。


これを知ると、随分と印象が変わるかと思います。


面白いものです。



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プロフィール

Yasuchika Konno

Author:Yasuchika Konno
金野泰史
舞踊家/俳優/生躰研究家


1999年俳優を始め、2003年から舞踊(舞踏)・俳優・パフォーマンスアーティストとして活動を開始。音楽家、美術家、写真家など他ジャンルのアーティストとのコレボレーションも多々行う。
底辺から頂点に自身が日々稽古して探求する中で捉えた身体観、身体感覚を通しての表現を追求している。
2009年パフォーマンスグループ【KIUNJI】(キウンジ)を立ち上げる。現在は芸術企画【KIUNJI】としている。
また生躰研究家として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、金野泰史、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


公式サイトはこちら



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