謝罪




「感謝」というのは謝を感じると書きます。


では「謝」とは? 


●なりたちとしては、言と、音を表す射シャ(ゆるす意)とで、許しを求めて「ことわる」意を表す。転じて、「あやまる」、礼を言う意に用いる。

●意味としては、①ことわる。②あやまる。わびる。またわび。④礼を言う。また、お礼。⑤おとろえる(衰)しぼむ。散る。⑥つげる(告)。のべる(述)⑦挨拶する。

(少々省きましたが、私の持っている漢和辞典にはこのように載っておりました。 漢字というのはなかなかこれ想像力を楽しませてくれるものです) 


で、これまたふと思った次第でありますが。 


「感謝」というのは、私の中ではお礼とお詫びが同居しているものなのですが、どちらかと言うと、やったー! 良かった! 嬉しい! とかの感情が伴うものだと感じているのですが、これは対人、相対関係でのことに観点がおかれていると思うのですが、ちょっと違う、個人と対人間、対社会、対歴史、対自然、対宇宙、とした時に一つ思うところがありまして… 




それは「謝罪」 



感謝の中におけるお詫びの部分が特にピックアップしてくる。 


個人と対人間、対社会、対歴史、対自然、対宇宙、対生命へ…謝罪の念…罪の念…


人間の歴史を振り返ってみて、特に私たちの世代は、「戦争」というものを経て今この世に生きている。


大まかに言えば、第一次、第二次、20世紀は殺戮の世紀と断言してもいいくらいの時代の申し子なわけである。


勿論私は戦争を知らない世代である。 


だから私たちには罪はない? 私たちはそれに対して謝罪しなくてもよい? 感謝すればいい? 


はたしてそれでよいのだろうか? 


私はこう想うのです。 「謝罪」する必要があると。 


愚かな戦争によって奪われた数限りない命の上に立っている私たち。 


それは人間と人間による人間の殺戮なのです。 そして私も人間。 同じ人間と呼ばれる生き物なのです。


感謝なんて生易しいものではなく、その前に「謝罪」が必要だと。 


そしてその「謝罪」が本当に成し遂げられた時に、本当の「感謝」を感じてもらえるのではないかと… 



戦争を知らない殺戮の20世紀の申し子の日本の私たちは、戦争が遠い。 


しかし、世界各国では殺戮の現場はいたるところにあるし、今でもかつての第二次世界大戦の賠償金を中国をはじめ、アジアへ払っているし、広島も長崎もある。そして、沖縄。 


沖縄は戦争が今もなお濃く近い。 沖縄の友人に色々と現地を案内してもらい話も聞きました。 


戦争だけではありません。 自然破壊、環境汚染、宇宙ゴミ… さまざまな問題が溢れかえっている。 




私たちは、過去の歴史を引き継いだエッジに立っている人間。 人間の歴史の代表者なわけです。 


そう考えるならば、過去には自分達は関わってないから、どうしようもないし、変えられもしないから、関係ないと言ってしまっていいのでしょうか? 






私は想います。 


まず「謝罪」から始めないと。 本当の「感謝」は分からないのではないかと。 




「感謝する」ということは知っていても

「感謝」を知らない 




















こんなテンションで書き始めたわけではなかったのですが… 



 







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あの言葉の意味は…それ。

キリスト教では

「人は生まれながらにして罪を背負っている」


これ 大変興味深い!

また 日本国民は


「生まれながらに約300万円ほどの借金を背負っている」



オギャー と生まれたら、いきなり借金してるってなんじゃこりゃ。

だからと 言ってその借金は、過去に生きていた人のものだから 関係ないとは言えない。


“無関係だ”


そんな 解釈が国債を増やす事にもなっている。

仮にそこに 誰か が

「その借金、全て私が支払います」って言ったら、どうする?


肩代わりしてくれるという その存在は さぞかし有り難いわけだ。


人の罪は いわゆる

“徳(幸福)や約束の前借り”なのかもしれない。

これを速やかに返さなければ、幸せになれないのかもしれない。

プロフィール

Yasuchika

Author:Yasuchika
YASUCHIKA
舞踊家・俳優(+生躰研究家)


1999年より俳優を始め、2003年より踊り始め、2004年より、死んだら消える文化的かつ野性の身体観、生命観を学び始め、そのチカラを基とし、また蘇生させることを伴いつつ芸術表現へと転化させている。
2009年パフォーマンスグループKIUNJI(キウンジ)を立ち上げる。(2014 年より芸術企画として活動)
また2013 年より生躰研究家として「生きてるってどういうこと?」(=生因)や響命する身体を軸とし、身の持つ自然のチカラを活性させるワークショップや稽古会を行っている。
2017年9月舞踊家としての生前葬をソロ公演で行い、YASUCHIKAと改名し新たなスタートを切る。
また生躰研究家 金野泰史として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、舞踊家・俳優 YASUCHIKA、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


生躰研究家 金野泰史 稽古会 WorkShop(or lesson )案内はこちら


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