2017/9/2,3 舞踊家 金野泰史としての初にして最後のソロ公演 ③






老者になったわたしがいる






老者の前で私は踊り舞う


わたしの老者は喋らない

わたしの老者は動じない


(だから)


わたしの身体の目が開く

私の知らない目が覚める





あとどれほど目(が)覚めたら

私はわたしを羽化するだろう





幾度の夜に眠り

幾度の朝を迎えたら

私はわたしを羽化出来るだろう





限られた時間の中で

定まる人生の間に

決め得る意志によって

あと何度目覚められるだろう







太陽が昇ります

明日もきっと昇ります

毎日違う太陽が

明日もきっと昇ります






夜に羽化して
朝日を浴びたい













もう8/2になりまして

本番まであと31日

八月一日を以ちまして

になったと思います


是非のお立会いお待ちしてます

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詳細決定 9/2,3 舞踊家 金野泰史としての初にして最後のソロ公演 ②




舞踊家 金野泰史 ソロ公演


しせい 



蛹は蝶になるとき変態す
生きるか死ぬかの「しせい」
舞踊家 金野泰史
最初にして最後の儀礼


2017年9月
2日(土)19時(満席)
3日(日)17時(残りわずか)

※開場は開演時間の30分前
上演時間は60分前後を予定

■料金:予約3800円 当日4000円
※全公演全席自由

■チケットの取り扱いは、公演ホームページより。
HP:
https://shisei2017.jimdo.com/
また、下記SNSにて公演に関連する情報を発信して行きます。
Twitter:
https://twitter.com/Konno0901 (@Konno0901) 
Facebook:https://www.facebook.com/shisei0901/

■スタッフ
舞台監督:大橋律子
照明:足立恒(インプレッション)
音響:Bo-z EXP
映像:アベユウナ
衣装:金田かお里(アンデイリーゲイト)
写真:大洞博靖
意匠:恒星
制作:KIUNJI/ダイニキカク/上田晃之/篠塚裕紀子

■協力:a ri A Ru Creationz

■主催:芸術企画KIUNJI

■問合せ先:shisei0901@gmail.com

■会場:APOCシアター http://apoc-theater.net/
〒156-0054 東京都世田谷区桜丘5-47-4 TEL:03-6321-7690
小田急線「千歳船橋駅」より徒歩3分


是非のお立会いよろしくお願い申し上げます。

舞台「しせい」決意表明
読んで頂ければ幸いです。








卵から幼虫へ
幼虫から蛹へ
蛹から成虫へ

虫たちの変態の過程 

人もまた母体の中で、受精卵から生物の何億何万年という進化の歴史を再現し人の形を成す・・・

「変態せよ!」

身体からの要求のその声を今ここの自分はそう翻訳している 

身の中の変態の記憶、経験・・・

姿は変わらねど

身の内は化けられる

同形転質

身の裡の変態

変態せねば

この道から降りる

生きるか死ぬかの「しせい」

自身の選択

この道を生きるための選択

この道を歩き続ける為の洗礼

この道を尚行きたいが為の

儀礼




虫たちの全生を想う

全生なくば変態せず

全生故の変態なり

舞踊家としての全生を

全生なくば変態せず

全生すれば変態す



我がイの声と共にゆく

我が身がそれを希求する












まだ蝉の声は聞こえない 




最終稿 「しせい」チラシ表
Photo by Hiroyasu Daido





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9/2,3 舞踊家 金野泰史としての、初にして最後のソロ公演 ①

 
今年に入ってから、いや去年の年末辺りからだったと思う。
朧げに自身のソロ公演を打とうと考えていた。
その時から既に、舞踊家 金野泰史としての最後のソロにしようと思っていたと思う。

今年で40歳。
30代を締めくくろう。
そんな風に身の奥の方からの想いが湧いてきていた。

「危機感」
これが、そう想わせる切欠として大きくある。
去年の初めから、「自分ごと」として、とても強く抱き始めた。
自分の人生に対しても
同義として、自分の生命に対しても
それはまた人間の生命に対しても
生命そのものに対しても
抱き始めた「危機感」だ。
それはまるで時代の要請のようにも感じながら・・・

「3・11」
がなければ、この「危機感」は発生していなかったようにも思う。
いや、「3・11」によって発動させてもらったのだと言っていいかもしれない。
「3・11」より前に、「危うさ」は感じていた。
身体を通じて、「生」について、人間の在りようについて学び、稽古し始めてから自身の中で明示されてきた「危うさ」
もっとその「危うさ」の兆しを抱き始めた時期を過去に探れば、今思いつくのは小学3,4年の頃からだと思う。
テレビやアニメや漫画の影響は強いと思う。
ノストラダムスとか、世紀末論の影響・・・
人類規模、地球規模の終焉への恐怖、危うさ。
そのような想いが、私の中で消えることなく抱かれたまま「3・11」を経て
より具体的に、実感をもって「危機感」という言葉、状態として発動したのだと
振り返れば、振り返るほど紐づいてくる。


30歳代を締めくくりたい。
30代に終止符を打ちたい。
40代を30代の地続きで迎えたくない。
「終止符」
それは、自分で選択する人生
自分に主導権を取り戻した人生
を40代から送るための、自分の「準備」であり「けじめ」だ。

39年間
私は生き続けてきた。
私は生かされ続けてきた。
それは、同時に
「私は死に続けた」ということ
その死に続けた39年をしっかりと供養する
いや、供養したいのだ。
生前葬
そうしなければ、40代を迎えられない・・・

何故そこまでそう思うのかは自分でも分からない。
そう要求しているとしか言いようがない。
だから、その要求に十全と答えようとしているだけに過ぎない
自分の人生を「自分ごと」で生きるために

大げさに聞こえるかもしれないが、
人生を賭ける行いとして
私は今回のソロを位置づける
そうしなければ、
死に続けた39年間を供養できないし成仏できない

そして供養し成仏することは、
39年間私を生かしてくれた、あまたの生命
そして人、
両親から始まり、その紐付いている先祖、家族、友人、師匠、先生、知人、縁を結んだひとりびとり
への「礼」であり、「恩返し」に繋がる
私はそう考えるし、感じる。

その「姿勢」を表すためのソロ舞台、ソロ公演として私は位置づける
「舞台」とは私にとってそれに耐えうる時空だ。

タイトルは「姿勢」
それは「死生」を内包している

どう明記するかはまだ決定していないが、「しせい」であることは揺るがない。


ひとつの見方をすれば

舞台という機構の中でただの我がままを行うだけとも言える
それでいいと思っている
だから、我がままを貫こうと思う
そう肚を括った。

だから、私と縁を結んでくれた方々には
「観に来てほしい」
というより
「立ち会って欲しい」「立ち会って頂きたい」
という方がしっくりとくる。

舞踊家 金野泰史
いや、舞台人 金野泰史、芸術家 金野泰史としての
初にして最後のソロ
是非のお立会い、よろしくお願いします。

 
詳細はこちら


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「自由」と「自在」

 

ふと思いついたことを記していこう。
「直感」のようなものを感じる。
まとめることなく、備忘録として。
それをこのブログで挙げる必要もないとは思うが、自分でも後から探しやすいかもとか考え。
とはいえ、この外部記憶装置に対する信用度は低い。
こんなところに残しておいたところで、電気がなければ観られなくなるし、何かしらの規制がかかってきたら、ドボンだ。

それらのことを踏まえて、ただアウトプットしておくために、儚い記憶として。




シャワーを浴びながらふと思った。

「自由」は誰にでも既にあるものだ。

「自由」という言葉がもてはやされて、どれほどたつのだろうか?
最近では「共謀罪」などが、この言葉がよくよく取りざされる切欠となっている。

そんなこんなで、「自由」は既に誰にも平等にある。
それは、この言葉の文脈に於いてからもそう思う。

「生きる道は天によって完璧に決まっていて、それが故に、完全に自由だ」

これは、漫画バガボンドにも出てくる沢庵和尚の台詞とのこと。

元は甲野善紀さんの
『人間の運命は完璧に決まっていて、同時に完璧に自由である』
だと思うのだが、違う? まあ、そこはよくないけどいいとして。
(甲野さんの言い回しのほうが、「同時」ってのが入っていて好き)
このブログでもこの言葉は取り上げたことがあるけどれ、それはいいとして・・・

とまあ、こういう文脈において「既に自由」であるという前提があると私は思ったわけだ。
無論、色々な環境がある。
シリアの内戦に巻き込まれている市民の人たちとか、昔で言えば、強制収容所とか、その辺りのことも踏まえたうえでの、
「既に自由である」「自由でなかったためしはない」でもいい。

で、ここから。

上記のことから、「自由」を求めること自体が、おかしな話ということだ。
問題は「自在」

「自由自在」という言葉があるが、これは不可分な言葉だと思った。
問題にするのは「自在」の方。

では、「自在」とはどういうことかというと、
それは「自分の人生の主導権を自分に取り戻す」ということ。

そして、それには意志力と覚悟が必要だということ。


この考えは、まだまだ更新されていくと思うが、今の私がふとそう思ったということ。






自分ごと


随分とブログを書いてなかった。

これはブログに残しておこうと思ったことが、忘れ去られていっている(笑

その中でサクッと思い出したものを書き残しておこう。





「自分ごと」

今年に入ってからだ。
そう「戦争と一人の女」の稽古に入っていた。
去年の4月からはじめた武術でよく言われていたことで、
「自分ごととしてやる」ということ

これ、字面だけでいったらなんとも当たり前のことなんだし、
私が身の基礎として培ってきた身体観の師匠からも、「最後は自分」「自分でやるのよ」「『ひとり』でやるのよ」・・・なんかマッチする言葉が思い出せないが、「自分ごととしてやる」と同じニュアンスのことは13.4年言われ続けてきたわけだ。

それで。 それがやっと「そういうことか!」って分かったわけですわ。

まあ、武術だと分かりやすいのですが、「自分ごと」の説明としての例え話、シチュエーション話で、
武術は戦うわけです。
そして、どんなに素晴らしい師匠に付いていようが、どんなに強い師匠に付いていようが、最後に戦うのはその人自身。
立ち会う場に師匠がいようが、直前まで師匠の指導やアドバイスを受けようが、最後に戦うのはその人自身。

これも、文として理解できることと思いますが、これとっても切実な話なんですわ。
武術で戦ういうたら、死ぬわけです。殺めるか殺められるかだけですわ。
これ以上切実なことないですわ。
ということで、稽古を「自分ごととしてやる」ということです。 
というか、自分ごととしてやれていないと何を知ってようが、どういう稽古をしようが、どういう何があろうが、いざという時に使えんわけです。 やってきたように見せかけてきたものが、何も使えない。
その使えなさを、戦うときに気付いても、まあ遅いわけですな。

そういうことなんです。 って言ってもコレぜんぜんピンとこないんだと思いますわww。 
私も10年以上かかって、そこそこ切実に真剣に本気で稽古してきた自負はありますが、そういう俺がやっと気付いたわけです。
(まあ、この気付きもまだ第一段階かもしれませんが)

で、ここからちょっと飛躍すると、この「自分ごととして取り扱えない」現象ってどっから来てるのかって思うとですね、
「人生と身体を別々にしている」って感覚なんです。
それをよくよく培ってくれているのが現代医療です。
いろんなマシーンがあって、高ければ高いほどそのマシーンが治してくれると誤認するわけです。

これは論理的に考えても、私のような身体観的に考えても、病を治すのは「最後は自分」なわけです。
これ真実です。いや現実です。
誰も、自分を治せません。 誰かによって、もちろん切欠は与えられます。環境も条件も与えられます。
でも「最後は自分」なんですわ。

ということです。

「自分ごととしてやる」

ちょっと追加して言うと、「人生と身体は切り離せない」※注)論から言うと、
身体を自分から切り離しているイコール人生と自分を切り離しているってことでもありますな。
この辺のことについて、最近取り組んでいるので、あ~だこ~だ言えませんが、そういうことです。






ということで。


※注:私はよくよく身体や身という言葉を使うが、これは生命、生と不可分なものであり、生と身体が重なっているから、生活が出来ており、現世に存在しておりということなので、相手にしているのは生と身体が重なっているものを、身体や身や躰やらと呼んでおりまして、生が抜けているものは死体と明記します。
体より躰やら身体やら身と書いているのは、「人の本」ってより「身の本」の方が何を取り扱おうとしているのかがニュアンスとして届くだろうし、「体」だと世間に流布されているイメージが自分の「躰」とはかけ離れているから差別化している次第です。

こんなところで。

プロフィール

Yasuchika Konno

Author:Yasuchika Konno
金野泰史
舞踊家/俳優/生躰研究家


1999年俳優を始め、2003年から舞踊(舞踏)・俳優・パフォーマンスアーティストとして活動を開始。音楽家、美術家、写真家など他ジャンルのアーティストとのコレボレーションも多々行う。
底辺から頂点に自身が日々稽古して探求する中で捉えた身体観、身体感覚を通しての表現を追求している。
2009年パフォーマンスグループ【KIUNJI】(キウンジ)を立ち上げる。現在は芸術企画【KIUNJI】としている。
また生躰研究家として「身体との付き合い方WS」も定期的に開催している。

このサイトでは、金野泰史、【KIUNJI】企画の公演情報や自身のステイトメント、また生躰研究家としての身体観や考え方をブログ形式でお知らせします。


公式サイトはこちら



金野泰史 稽古会 WorkShop(or lesson )案内はこちら


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